EUの政策執行機関 欧州委員会は現地時間の23日、OSの種類に問わず、全てのスマートフォンに対し、USB Type-C へと統一する素案を公表したと国内外のメディアが一斉に報じた。
この素案は、EU の無線機器指令の改訂素案であり、高速充電規格を統一することや、顧客が充電器なしで新しい機器を購入できるようにすること、また既存の充電器が使えるかを顧客が判断できるよう、充電の性能に関する情報を顧客に示すとしています。
この素案を元に法律が作成され、欧州委員会 , 欧州議会などの審査・審議にかけられ、法案が成立されば、各メーカーは、24ヶ月以内に新しい規則を従う義務が生まれることとなり、企業側の責任が大きくのしかかることとなるのは、間違いありません。
現在、様々な市場で販売されているスマートフォンの多くは、microUSB Type-B , USB Type-C , Lightning (Apple製品のみ) が主な主流となっており、ここ最近のうごきとして、microUSB Type-B を搭載したスマートフォンの姿が徐々に消えつつあり、ほとんどの Android スマホの場合、90%以上の割合で USB Type-C を搭載するスマホが大半です。
しかし、Apple iPhone の場合、 Lightning という特殊形状の充電端子を採用し続けている影響が大きく、なにしろ、Apple 認証を受けたケーブルのほとんどが USB Type-C の充電・データ転送兼用ケーブルよりも数倍近く高く、次期 iPhone は、Lightning 端子を廃止し、USB Type-C を採用するか、上位機種のみ、Lightning端子そのものを全て廃止し、完全ワイヤレス充電へと移行するとの話が既に浮上しており、今後の Apple がどのような方針を示すかどうかによっては、スマホのものづくり業界にとっては、大きなターニングポイントとなるかもしれません。
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