イギリス BCC は現地時間の6日、Apple WWDC 2023 基調講演を報じ、自社初のゴーグル型デバイス Vision Pro について紹介した。
それによると、イギリス BBC は Apple 初のゴーグル型デバイス Vision Pro を紹介し、Apple 関連のニュース報道でおなじみの Webサイト MacRumors の上級編集者のはなしとして『価格が非常に高く、第一世代機としての欠点もあるため、まずメインストリームの消費者にアピールすることはできないでしょう』 と語った。
確かに Apple Vision Pro の本体価格は、アメリカで3499ドルから発売するとしていることから、いかに Apple がゴーグル型デバイスを高値で販売する自信を示す数値である一方、消費者からすれば、Apple Vision Pro が初期モデルでいきなり3499ドルから販売すると聞いて、非常に高額で手が出せないと驚くのは当然のことです。
しかし、Apple Vision Pro を高いと取るか、安いと取るかは人それぞれの思考に委ねらるため、今回の証言に消費者の意見が深々と分断すること、間違いありません。
VR を含めた XR やメタバースがなかなか思うように普及への道が歩んでいないことは、XR やメタバースを営む IT企業からすれば、非常に大きな焦りと危機感の高まりが予想されます。『XR、VR、メタバース = それらを楽しむ端末が高額で素直に遊べない』とここしばらく言われているのが腑に落ちやすい納得であり、これから先の XR、VR機器を開発、販売を手がけるメーカーがどこまで XR、VR機器をできる限り安価で誰でも気軽に没入感があるエンターテインメントを専用ゴーグルで堪能できる人々が多くいるのかどうか。
Apple Vision Pro の発表で Apple の株価が下落する中、XR、VR機器を開発、販売を手がけるメーカー各社がより安価で誰でも気軽に没入感があるエンターテインメントを専用ゴーグルを開発して販売までつなげられるかどうか。XR、VR、メタバースにとって、大きな正念場であり、大きなターニングポイントにさしかかっているかもしれません。
>>> Vision Pro - Apple
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