Apple が最初に発表したのは、15.3インチの MacBook Air です。
Apple M2 を搭載し、最大18時間のバッテリー駆動時間を実現。
気になる本体は、1299ドルからです。
次に発表されたのは、Mac Studio 。
M2 MAX より高性能の Apple Silicon、M2 Ultra を採用し、M2 MAX も選択できるように配慮します。
さいごは、M2 Ultra 搭載の Mac Pro です。
外観は、これまでどおりの Mac Pro ですが、中身の CPU を大幅変更。ついに、Apple が intel CPU を卒業しました。
iOS
Apple は最初に発表した基本ソフトは、iPhone 向け基本ソフト iOS 17 です。
iOS 17 は、iOS 16 の後継であり、iOS 17 にアップデートできる iPhone は A12 Bionic 搭載の iPhone であれば、iOS 17 にアップデートすることができます。
iOS 17 にアップデートできる iPhone シリーズ
・次期 iPhone シリーズ
・iPhone 14 シリーズ
・iPhone 13 シリーズ
・iPhone 12 シリーズ
・iPhone 11 シリーズ
・iPhone SE シリーズの iPhone SE 2rd と iPhone SE 3rd
・iPhone XR シリーズ
・iPhone Xs シリーズ
iPad OS
次に発表されたのは、iPad向け基本ソフト iPad OS 17 です。
iPad OS 17 は、iPad OS 16 の後継であり、iPad OS 17 にアップデートできる iPad シリーズは、下記のとおり。
iPad OS 17 にアップデートできる iPad シリーズ
・無印 iPad:第6世代から
・iPad mini:第5世代から
・iPad Air:第3世代から
・iPad Pro (12.9インチ版):第2世代から
・iPad Pro (10.5インチ版):第1世代から
・iPad Pro (11インチ版):第1世代から
macOS
Apple は、次期 macOS の名前を macOS Sonoma と名付けました。
macOS Sonoma には、Game mode を実装し、macOS にゲーミング性能のパワーアップが期待されます。
macOS Sonoma にアップデートできる Mac シリーズですが、正式発表時点で詳しい対応機種についてが公表されていませんでしたが、日本時間 6月6日の朝に macOS Sonoma の対応機種が判明しました。
macOS Sonoma にアップデートできる Mac シリーズは、下記のとおり。
macOS Sonoma にアップデートできる Mac シリーズ
・Mac Pro:Late 2019 から
・Mac Studio:Late 2022 から
・Mac mini:Late 2018 から
・iMac Pro:Late 2017 から
・iMac:Late 2019 から
・MacBook Pro:Late 2018 から
・MacBook Air:Late 2018 から
・MacBook:全てアップデート不可
watchOS
watch OS が次なる時代に対応するため、Apple Watch 向け基本ソフト watchOS 10 を発表しました。
watchOS 10 は、watchOS 9 の後継であり、watchOS 10 にアップデートできる Apple Watch シリーズは、Apple S4 搭載の Apple Watch であれば、アップデートすることができます。実際にアップデートできる Apple Watch は下記のとおり。
watchOS 10 にアップデートできる Apple Watch シリーズ
・Apple Watch Ultra:第1世代から
・Apple Watch SE:第1世代から
・Apple Watch:Series 4から
Apple Vision Pro
ついに、Apple が満を持して、新しい市場に勝負します。
Apple の自社初のゴーグル型デバイス Vision Pro です。
Apple Vision Pro は、Meta の Quest3、HTC の XR Elite とは違う独自路線を歩み、どちらかでいうと、Microsoft が以前に発表した Microsoft HoloLens に Apple テイストを投入したゴーグル型デバイスに近いです。
そのため、Apple は Microsoft とは違い、コンシューマーと法人の両市場で高いシェア率の獲得を目指すと見られます。
Vision Pro には、Apple M2 と Apple R1 の2つを採用、新しい基本ソフト visionOS によって、Vision Pro が動くように設計されています。
発売は来年以降となり、最初に発売される国は、アメリカ。気になる本体価格は、3499ドル。日本発売は、来年の年末までにリリースする計画です。
今回の発表を通じた総括
今回の WWDC 2023 の基調講演で一番印象深かったのは、Apple Vision Pro 。
Apple M2 と Apple R1 chip 搭載で Apple のさらなるチャレンジ精神を伺うことができます。しかし、いきなり日本発売されることはなく、最初のリリース国となるアメリカで販売が開始され、徐々に Apple が Vision Pro を販売する国を増やしていくと見られます。
そして、Apple がついに、Mac Pro の搭載CPU を自社開発の SoC に切り替え、とうとう、Apple が intel CPU の採用を卒業することとなりました。
これにより、Apple の最新デバイスのCPUが全て Apple Silicon に統一されたこととなります。
Apple が今後、自社開発の SoC の元でどんなモノを開発し、私たち消費者により良い結果と影響をもたらすことができるのか。今後の Apple の展開に要注目です。