このほど、SHARPのキャリア採用広告がネット上で話題だ。
その広告には、こう記されている。
『カメラ業界のエンジニアのみなさん! スマホのカメラつくりませんか?(上から目線ですみません…)』
その広告には、こう記されている。
『カメラ業界のエンジニアのみなさん! スマホのカメラつくりませんか?(上から目線ですみません…)』
実はこの広告が掲載されている場所は、JR八王子駅の改札とみどりの窓口。
偶然にも、八王子にはオリンパスの開発拠点が集中しており、オリンパス技術開発センター石川、オリンパス技術開発センター宇津木、オリンパス技術開発センター高倉もここ、八王子市にある。
しかし、冷静に考えれば、オリンパスは関東であり、SHARPは関西に本拠地を構えている。となれば、SHARPは衰退するカメラ業界に潜む優秀なエンジニアを今後、SHARPで新規事業として行う 8Kカメラのソリューションを一緒に行うユーザーを奪い取ろうとしている可能性がある。
ちなみに、SHARPは過去のスマートフォンにRICOHのカメラ部門とタッグを組み、優秀なカメラシステムを搭載したことがあり、今度はオリンパスとタッグするどころか、優秀な人材が取りこぼさぬよう、SHARPが早め早めの決断でオリンパスのエンジニアを関西へ呼び込もうとしていると考えられます。
ただ、ここで思うのが一つ。
なぜ、『カメラ業界のエンジニアのみなさん! スマホのカメラつくりませんか?(上から目線ですみません…)』の『上から目線ですみません…』と書いているのだろうか?
そして、なぜ、このような場所でターゲット型キャリア採用広告を出したのか?
少なからず予測するとなれば、SHARPは Samsung Galaxy S20 のような 108MP の高性能カメラを搭載したいべく、衰退するカメラ業界のエンジニアに目を付け、SamsungやSONYを越える、ウルトラハイスペックスマートフォンを作りたいかもしれません。