ASUS、Snapdragon 8 Gen2 搭載のスマホ Zenfone 10 を発表！#Zenfone10 #ASUS

まずは、本体重量と寸法です。

これは、スマートフォンを常に持ち運ぶユーザーからすれば、一番気にしなければいけないポイントとなります。

ASUS Zenfone 9 の本体重量は、169g に対し、ASUS Zenfone 10 の本体重量は、172g と Zenfone 9 より 3g 増量しています。しかし、この 3g の差は、そこまで重さを感じる重さではなく、後で説明する【性能面】に関係する内部構造の変更が深く関係することから、ここはあまり意識する必要がありません。

次は、寸法です。

ASUS Zenfone 9 の寸法は、68.1mm × 146.5mm × 9.1mm に対し、Zenfone 10 の寸法は、68.1mm × 146.5mm × 9.4mm と厚みの部分が僅か 0.3mm の増加しかなく、ASUS が本体形状を大きく変えず、できるだけ大きくパワーアップすることを最優先したことが本体の寸法でよく分かります。

ここからは、本体性能の部分です。

先に本体重量と寸法を見てきたので、ここでは、SoC、ディスプレイサイズ、リフレッシュレート、メモリ、ストレージ、アウトカメラ、インカメラ、バッテリー容量、充電方法、認証方法などを深掘りしていきます。

まずは、ASUS Zenfone 9 からです。ASUS Zenfone 9 の本体性能は、下記のとおり。

次は、ASUS Zenfone 10 です。ASUS Zenfone 9 からパワーアップしている部分は、赤く記していきます。

今回の ASUS Zenfone 10 からは、SoC、リフレッシュレート、メモリ、ストレージ、アウトカメラ、インカメラ、充電方法に劇的な進化を遂げています。

SoC は、Zenfone 9 は Snapdragon 8+ Gen1 に対し、Zenfone 10 から Snapdragon 8 Gen2 に進化。リフレッシュレートは、Zenfone 9 が 120Hz のサポートに対し、Zenfone 10 から 144Hz にスピードアップ。ストレージは、512GB搭載モデルが、新たに選択できるようになりました。

ASUS が今回の Zenfone 10 で大きく進化を遂げた部分で大々的に紹介されていたのは、アウトカメラの部分です。搭載されるカメラのイメージセンサーは、Zenfone 9 から変更されませんが、50MP のメインカメラ部分に6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー 2.0 へ進化し、Zenfone 9 より大きくパワーアップしています。自撮りになくてはならないインカメラ部分には、画素数を強化したことにより、Zenfone 9 から 67% の光の取り込み量が増加し、50% のノイズ低減が実現できています。これは、スマホカメラをフル活用するクリエイターからすれば、大きく期待できる進化ではないでしょうか。

さいごは、スマホを買う上で一番気にしなければならない、本体価格です。

Zenfone 10 については、ユーロでの本体価格の発表となっているため、2023年6月29日時点の【日本円/ユーロ】の為替レートで本体価格を掲載します。

まず、Zenfone 9 の本体価格から。

・8GB+128GB：税込み 99,800円

・8GB+256GB：税込み 112,800円

・16GB+256GB：税込み 129,800円

次に Zenfone 10 の本体価格です。

・8GB+128GB：799ユーロ(=日本円で125,666円)

・8GB+256GB：849ユーロ(=日本円で133,530円)

・16GB+512GB：929ユーロ(=日本円で146,113円)

こうしてみると、Zenfone 10 から本体価格が日本円で12万円越えになるケースが非常に多く、Zenfone 8 ユーザーや Zenfone 9 ユーザーからすれば、かなりの高値の花であることは確かと思います。

発表時点で日本市場に Zenfone 10 の投入がアナウンスされていませんが、Zenfone 9 が既に日本市場で展開されている以上、Zenfone 10 の日本市場に投入するのは、時間の問題ですし、確実に日本市場で Zenfone 10 は買えます。

ですが、ASUS Zenfone 10 を買い替えても良いのか。もし買い替えるのであれば、どの機種から Zenfone 10 への買い替えが良いでしょうか？

これまでに ASUS が日本市場に投入した Zenfone シリーズを見ていくと、下記のとおりです。

まず、Zenfone 10 は Zenfone 9 をベースにパワーアップを目指したので、Zenfone 9 ユーザーはまだ買い替えるのは、時期早々です。

Zenfone 8 ユーザーは、リリースから2年経過するものの、もう1年待って、新たに登場する Zenfone シリーズを買い替えた方が間違いなく得です。

となれば、今回の Zenfone 10 への買い替え対象となる ASUS Zenfone ユーザーは、Zenfone 7、Zenfone 6、Zenfone 5 シリーズを利用するユーザーの方々となります。

この辺りの ASUS Zenfone ユーザーは、今回の Zenfone 10 からの買い替えを急ぐと良いかもしれません。

今回、ASUS Zenfone 10 の登場により、日本市場へやってくる Zenfone 10 は非常に気になるものです。Zenfone 9 については、そのうち、ASUS Store から Zenfone 9 を消し、MVNOを運営する会社の在庫分か中古市場などで Zenfone 9 を探して買った方が一番の得です。

他のメーカーでは、本体価格を抑える代わりにスマホ本体のパワーを本体価格内できっちり納まるよう、いくつかの犠牲を伴い、消費者からは『改悪だ』と批判の声が高いです。

しかし、ASUS は、本体形状を変えない代わりに本体内部の性能をできるかぎり限界までパワーアップを測る作戦に打って出ており、2023年の ASUS は、昨年より大きなチャレンジを挑む姿勢が今回の ASUS Zenfone 10 から伺うことができます。

今年の ASUS の快進撃、どこまで続くのでしょうか？

2023年の ASUS に要注目です。