こんにちは。
きょうから不定期で【スマホから見る、メーカーの姿】と題した企画をスタートしようと思う。
今回はアメリカに本部を構える、Motorola からスタートです。
Motorola とは?
Motorola は、1928年に設立された、アメリカの会社。
2011年からモトローラ・ソリューションズとモトローラ・モビリティに分社化されても、今もアメリカでの開発を継続しています。
今回の Motorola は、全てモトローラ・モビリティのことを指します。
Motorola は現在、中国・Lenovo社の傘下企業の一員ですが、元々からアメリカで開発を継続していることから、いわいる中国アレルギーがとても少なく、安心して購入することができます。
それはそもはず、Motorola は安価でありながらも、中国メーカーでありがちなカスタムOSを採用していません。いわいるピュアAndroid(=素のAndroid)と言われ、プリインストールアプリがとても少なく、そこまでカスタマイズをしないのであれば、Motorola のスマートフォンを選んでも良いかと考えます。
Motorola の日本国内で販売されているスマートフォンは、言うほど高くはない印象
実際に Motorola の日本国内で販売されているスマートフォンを見てみると、最高額のMotorola SIMフリースマホは、Motorola Moto G100 の 税込み 63,840円と言うほど高額ではありません。しかも、5Gスマホでこのお値段です。OPPO , Xiaomi などの中華スマホはそれ以下の価格で打ち出しますが、その代わりの代償として、Xiaomi の独自UI や致命的な欠点を受け入れざる得ないとのデメリットがあります。
Motorola の場合、Xiaomi , OPPO に見られる独自UI , 致命的な欠点がなく、5Gスマホになっても、その精神を貫いています。
さらに、Motorola には、Motorola Razr 5G がリリースされており、こちらも5G対応かつ、SIMフリーとSoftbank独占販売があり、こっちはそもそもスマートフォンの形状が異なり、本体価格が税込み 20万円に迫る強気の本体価格でライバル企業と戦っているため、Motorola Razer 5G を購入する消費者は、そこまで対した理由がない限り、購入する消費者はとても少ないのが現実です。
では、5G対応スマホ以外ではどうでしょうか?
Motorola の 4G LTE スマートフォンは、平均で30,000円台で入手することができ、はじめての SIMフリースマホとしては、本当にマストバイスマートフォンブランドです。
スペックから見る、Motorola スマートフォン
ここからは、5Gスマートフォンを含めた、Motorola スマートフォンのスペックを見ていきましょう。
まず、2021年6月時点で新発売されている、Motorola スマートフォンの基本スペックは下記のとおり。
Motorola スマートフォン スペック ( 2021年6月時点 )
・Motorola Moto G100:Qualcomm Snapdragon870 , RAM 8GB , ROM 128GB , Android 11 , 6.7インチ , 5000mAh , USB Type-C , 64MP + 16MP + 2MP ( アウトカメラ ) , 16MP + 8MP ( インカメラ ) , 215g , 5GのSIMフリースマホ , 2021年5月28日
・Motorola Moto G30:Qualcomm Snapdragon662 , RAM 4GB , ROM 128GB , Android 11 , 6.5インチ , 5000mAh , USB Type-C , 64MP + 8MP + 2MP + 2MP ( アウトカメラ ) , 13MP ( インカメラ ) , 200g , 2021年3月26日
・Motorola Razr 5G:Qualcomm Snapdragon795G , RAM 8GB , ROM 256GB , Android 11 , 6.2インチ , 2800mAh , USB Type-C , 48MP ( アウトカメラ ) , 20MP ( インカメラ ) , 192g , 縦型の折りたたみスマートフォン , 5G対応 , SIMフリーとSoftbankの取り扱いがあり , 2021年3月26日
・Motorola Moto e7 Power:MediaTek Helio G25 , Android 10 , RAM 2GB , ROM 32GB , Android 10 , 6.5インチ , 5000mAh , USB Type-C , 13MP + 2MP ( アウトカメラ ) , 5MP ( インカメラ ) , 200g , 2021年2月26日
・Motorola Moto e7:MediaTek Helio G25 , Android 10 , RAM 4GB , ROM 64GB , Android 10 , 6.5インチ , 4000mAh , USB Type-C , 48MP + 2MP ( アウトカメラ ) , 5MP ( インカメラ ) , 200g , 2021年2月26日
Motorolaは2021年6月時点で5台の新製品をリリースしています。このうちの5Gスマートフォンは、Motorola Razer 5G と Motorola Moto G100 の2機種のみ。残りの3機種が5G非対応スマートフォンになります。
スペックを確認すると、5G非対応スマホのRAM容量が 2GB ~ 4GB で抑えています。5Gスマホとなれば、一気に RAM 8GB と倍増していますね。おそらく、ハイスペックを求める消費者に安くて安定したMotorolaスマートフォンを買ってもらおうと、Motorola側が5G対応モデルのみ、RAM容量を増やしているかもしれません。
SoC は、Qualcomm製のものを採用していますね。低価格帯では、MediaTek製のものを採用。充電端子は、全て USB Type-C 。置くだけ充電のワイヤレス充電は、2021年に登場している、Motorola スマートフォンは皆、サポート外です。これはわざわざワイヤレス充電する消費者が日本国内では、需要が少ないと判断したのでしょう。
アウトカメラは、Razer 5G を除いて、全て複数カメラを備えています。インカメラは、2021年5月発売の Motorola Moto G100 で2眼カメラとなっています。これは面白いですね。
内臓バッテリー容量は、5000mAh のものが多く、これも嬉しいですよね。
ただ、本体重量が 200g であるのが、唯一の Motorola スマートフォンの欠点でしょうか。
そこはどう判断するのはか、個人の判断に委ねるとしましょう。
Motorola の安全性
Motorola は Lenovo へ移行する以前、Google の傘下企業かつ、今でもアメリカで開発を続けていることから、中国のスマートフォンでありがちな、デリケートかつ、センシティブな個人情報が中国へ渡ってしまう危険性はないと見ています。
さらに、Motorola は、Google からの認証【 Android Enterprise Recommended(=アンドロイド エンタープライズ リコメンデッド)】を受けており、ビジネスの現場であっても、安心してガラケー から スマートフォンに切り替えることができます。ちなみに、Android Enterprise Recommended の認証を受けている、Motorola スマートフォンは、合計43機種とめちゃくちゃ多いです。(=ちなみに、FUJITSU は4機種 , SHARP は35機種 , 京セラは9機種 , SONY は11機種 , Panasonic は2機種です。)
他にも、Motorola のスマートフォンであれば、Lenovo から ThinkShield のモバイル版 ThinkShield for mobile も利用でき、まさに、Google と Lenovo の強固なセキュリティー対策で守られているため、購入する抵抗感が格段に下がると考えられます。
まだまだ一般用途で Motorola製5Gスマホ は少ない
日本国内でようやく、全国各地で 5G の波が届いている中、まだまだ一般用途での Motorola製スマートフォンが少ないのが、現実。
でも、よほどな理由がない限り、焦って5Gスマホを買うのは馬鹿馬鹿しいですし、全国各地、一度も5Gの電波が途切れることなく、安定して5Gを利用できる状態ではないです。
それだったら、まだまだ 4G LTE に対応したスマートフォンを買った方がまだマシです。
消費者のお財布事情が厳しいのであれば、Xiaomi , OPPO などの中国メーカー製スマートフォンを購入すればいいですが、個人情報やプライバシーの流出の観点から、ジャンクお宝鑑定団では、猛烈に Xiaomi , OPPO などの中国メーカー製スマートフォンを推すことは絶対にありませんし、自腹で購入する気分では、決してありません。
でも、ピュアAndroid を採用しているSIMフリースマホかつ、昔から展開している海外メーカーとなれば、間違いなく、Motorola と思い出すでしょう。
さいごに
今回、Motorola に関して深掘りしてきましたが、やはり、ピュアAndroidかつ、SIMフリースマホとなれば、Motorola ですよね。
他にも、ピュアAndroidと言ったら、Google純正の Google Pixel , ASUS Zenfone Max シリーズ , Android ONE 搭載スマートフォンぐらいしかないです。
残りのスマートフォンは皆、自社開発のUI やカスタムOS を採用していますし、自由度が決して高くはなく、次期OSがしっかりとサポートするかどうかの不安が多く、正直、独自UI , カスタムOSに対しては、かなり抵抗感があります。
そうしてくると、Motorola は本当にユーザーの心を鷲掴みしたスマートフォンが数多く、発売していますよね。
もし、家電量販店でSIMフリースマホコーナーを寄った際は是非、Motorola のスマートフォンを触ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!('ω')ノ
モトローラMotorola moto e7 4GB 64GB simフリースマートフォン【おひとり様1台限り】 価格:18,800円 |