それによると、2020年第3四半期の世界PC出荷台数が世界No.1を獲得したのは、中国・香港に本社を構え、アメリカ・モリスビルに本店を構えるPCメーカー Lenovo が2019年第3四半期と続いて、世界No.1のPC出荷台数を誇るIT企業となりました。
Lenovo は、元IBMのPC・サーバー部門を12億5,000万ドルで買収した香港企業の一つで、2014年、Google から Motorola Mobility を元IBMより遥かに上回る 29億1,000万ドルで買収し、Lenovo傘下でありながら、安価で多彩な顔を表現する スマートフォンメーカーとして人気を博しています。
日本でもLenovoの存在感・貢献度が高く、2011年に日本のパソコンメーカーのNECと合弁会社を設立し、NECレノボとして再スタートしましたが、NECとレノボは現在もそれぞれのパソコンブランドで販売・生産を継続。
2014年から一部のパソコン製造を山形県米沢市にある米沢事業場で日本製のパソコン製造に大きく貢献。
さらに、2018年から富士通のパソコン部門も加わり、NEC・Lenovo・FUJITSU の3社連合で日本のパソコン業界をけん引することと思われます。
しかし、Lenovoはセキュリティー面が心配され、欧米諸国の情報機関がLenovo製PCの使用を禁止していると報じられるものの、日本の中古市場では、1.5万円前後でIBM・Lenovo製のノートPCや超小型PCを安価で入手することが流行り、中古パソコン・ジャンクパソコン界隈では知らないユーザーはまずいないほどの外資系パソコンメーカーです。
2020年第3四半期 世界PC出荷台数の順位は下記のとおり。
2020年第3四半期 世界PC出荷台数 順位と出荷台数
No.1 Lenovo:19,272万台
No.2 HP:18,690万台
No.3 DELL:11,996万台
No.4 Apple:6,890万台
No.5 Acer:6,005万台