Appleは現地時間の26日、Appleが開発を進める5G独自モデムを2025年に登場すると 9TO5Mac が報じた
それによると、Appleは2025年に独自開発の5Gモデムを搭載したAppleデバイスを発売すると説明しています
Appleは2019年、Intelのモデム部門を買収し、Qualcommへの依存からの脱却を目指しました。しかし、開発は難航し、2023年にはWSJが、Appleの試作機が速度と発熱の問題を抱えていると報じていました。
しかし、状況は変わりつつあります。複数の情報筋によると、Appleはこれらの問題を克服し、「V59」または「Centauri」とコードネームが付けられた新たなモデムを開発しました。このモデムは5Gだけでなく、Wi-Fi、Bluetooth、GPSにも対応し、特に低電力モード時のバッテリー消費の大幅な削減を実現すると言われています。
この画期的なモデムが最初に搭載されると予想されているのは、2025年前半の発表が噂されているiPhone SE 第4世代です。 その後、iPhone 17シリーズにも搭載される見込みですが、現時点ではQualcommのチップに性能で劣る可能性があり、特に高速通信規格であるmmWave 5Gへの対応も不明なため、iPhone Proシリーズへの搭載は当面見送られる可能性が高いとの見方が多いです。
Apple独自のモデムは、バッテリー効率が重視されるApple Watchなどにも最適とされ、コスト削減にも貢献すると期待されています。しかし、このコスト削減分が消費者に還元されるかは不透明です。
Apple独自の5Gモデムは、Appleハードウェアに対する更なる制御強化と、サプライチェーンにおける独立性の向上を目指すAppleの戦略の重要な一歩となります。
まずはiPhone SE 第4世代での搭載から始まり、将来的にはiPhoneやiPad、iPad mini、iPad Air、iPad ProなどのAppleデバイスに搭載されることが期待されます。 今後の展開に注目が集まります。