積水化学工業、元社員がスマートフォン関連技術を中国企業に漏えい。懲役2年、罰金100万円を求刑し、判決は8月18日

2021年7月14日水曜日

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大阪地方裁判所は14日、日本の大手化学メーカー 積水化学工業の元社員がスマートフォン関連技術を中国企業に漏えいした、不正競争防止法違反の罪に関する裁判があり、元社員に対し、懲役2年、罰金100万円を求刑した産経新聞 が報じた。





それによると、積水化学工業に努めていた元社員は、2018年から19年1月にかけて、3度に渡って積水化学工業の営業機密にあたる電子材料の「導電性微粒子」の製造工程に関する技術情報を中国・広東省にある企業 潮州三環グループの社員に送った、不正競争防止法違反の罪に問われています。




2021年7月13日に開かれた、大阪地方裁判所の論告求刑公判で検察側は会社に多額の経済的損害を与える危険性があったとして、懲役2年、罰金100万円を求刑。弁護側は起訴内容を争わず、執行猶予付きの判決を求め結審し、2021年8月18日に同じ大阪地方裁判所で判決が言い渡されます。


日本では、競合他社に情報が渡った事件が相次いでおり、場合によっては信頼回復する時間を要することから、社員のうちから、他に情報を渡さない社内教育を徹底する義務が今後、企業側に大きく求められると考えられます。




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