2021年1月12日、au が毎月2480円の新料金プランを2021年1月13日に正式発表する見通しとなり、これで大手通信キャリア3社の新料金プランが全て出揃ったカタチです。
今回は短いながら、au , NTTドコモ , ソフトバンク の新料金プランと新規参入の大手通信キャリア 楽天モバイル、MVNO で堂々と大手通信キャリアとの対抗プランを打ち出した 日本通信SIM の料金プランをざっくりと比較していこうと存じます。
au、20GBのデータ容量で毎月2480円の新料金プランを発表する方針
au は12日に20GBのデータ容量で毎月2480円の新料金プランを発表することが決まり、2021年1月13日10時からその全貌が明らかになります。
これで、au , NTTドコモ , ソフトバンク の大手通信キャリアから発表した、2021年新料金プランが全て出揃ったカタチです。
ただ、この新料金プランは本当にコストパフォーマンス面で有利なのか。
今回は、新規参入した大手通信キャリア 楽天モバイル と 大手通信キャリアの対抗プランを打ち出した 日本通信SIM (= b-mobile ) の 合理的な携帯料金プラン を次の項目から比較していきます。
大手通信キャリアの中では、au の新料金プランが安いものの、コスパでいうと、ソフトバンクの Softbank on LINE が有利??
au の新料金プラン。一見すると、大手通信キャリアの中で最も安いのは、au が500円ほど安いです。年間で6,000円ほど浮きます。
しかし、au がどのようにユーザーを獲得していくかによっては、大分大きく変わっていくかと考えられます。
それは何故かというと、Softbank on LINE の存在が大きいからです。
Softbank on LINE は、LINE モバイルをSoftbankに吸収させ、Softbank の既存の料金プランに加わるカタチで、Softbank on LINE として立ち上がりましたが、Softbank on LINE の申し込み方法や現在の使用状況を把握するには、Web か LINE で行う。
LINE は国民1人が誰でも利用しているメッセージサービスの一つで、携帯料金をLINEで一括管理できるのは、Softbank on LINE が出来る以前のLINE モバイル の強みです。
実際、執筆者も1年ほどですが、LINE モバイルを契約したことがあり、LINEで現在の使用状況を把握するのは、あまりにもスマートでストレスフリーです。
おそらくですが、はじめて通信キャリアの料金プランを契約するのにハードルが低いのは、Softbank on LINE でしょう。
しかし、au の新料金プランはオンラインでの契約にフォーカスしたものにする一方、au には au Pay や au Pay プリペイドカードの存在が大きく、同時にPontaの存在があるため、少ない可能性ですが、au はそれらのサービスを組み合わせた仕組みを大手通信キャリアではじめて、導入するのではないかと推測します。
ただ、依然として有利なのは、Softbank on LINE です。
au の新料金プラン で即存プランとは別で端末導入はあり得る?【余談】
NTTドコモ の ahamo は、ahamo にフォーカスした端末を随時追加する方針ですが、au はおそらく、ahamo と同じうごきを示すかもしれません。
それはそもはず、au は 大手通信キャリアではじめて、Xiaomi Mi 10 Lite を導入した実績があり、Xiaomi は、2021年に Xiaomi Redmi Note10 Pro をグローバル展開する見通しです。
ただ au には、NTTドコモ , ソフトバンク , 楽天モバイル とは異なるバンド帯を出しており、それに対応した Androidスマホ はごく僅かです。
さらに、2021年に入った今、中国発のスマートフォンメーカーが次々と進出してくるのは間違いありません。
特に最有力なのが、OnePlus , Vivo , Realme などの OPPO傘下。さらに、TCL集団の Androidスマートフォン。さらに、Apple が2021年に最廉価モデルの iPhoneSE に5Gモデルが投入されれば、それの取り扱いも開始すると考えられます。
現時点で明らかとなっている 大手通信キャリア3社の新料金プランと楽天モバイル , 日本通信SIM の料金プランを毎月の支払金額だけ比較
2021年1月12日時点ですが、au , NTTドコモ , ソフトバンク の大手通信キャリアと楽天モバイル , 日本通信SIM の料金プランをざっくりですが、毎月の支払金額を比較すると、下記のとおり。
2021年 大手通信キャリア3社の新料金プランと楽天モバイル、日本通信SIM の料金プラン
au ( 新料金プラン , 4Gと5Gが利用可能?, 20GBのデータ容量 )
⇒ 2,480円 / 月
ソフトバンク( Softbank on LINE , 4Gと5Gが利用可能 , 20GBのデータ容量 )
⇒ 2,980円 / 月
NTTドコモ ( ahamo , 4Gと5Gが利用可能 , 20GBのデータ容量)
⇒ 2,980円 / 月
楽天モバイル ( Rakuten UN-LIMIT V , 4Gと5Gが利用可能 , データ容量無制限 )
⇒ 2,980円 / 月
日本通信SIM ( 合理的な携帯料金プラン , 4Gのみ利用可能 , 16GB ⇒ 20GBのデータ容量 )
⇒ 1,980円 / 月
こうしてみると、 4Gエリアと5Gエリアが利用できるのは魅力的ですが、通信の安定性 , ユーザーフレンドリーな分かりやすさ , コストパフォーマンス からすると、圧倒的に ソフトバンク の Softbank on LINE が有利である反面、au がどう攻めてくるのか。非常に気になるところです。
4G のみですが、今後 20GBのデータ容量に変更する 日本通信SIM の 合理的な携帯料金プラン は、なかなか侮れないですね。
さいごに
2021年4月から日本の通信業界の激動の時代が幕を開けます。
同時に大手通信キャリアで着々と5Gエリアを拡大し、5Gが利用できる場所がドンドンと増えると予想されます。
しかし、5Gエリアを広げるには、人的な要因が大きく、新型コロナウィルスの感染状況次第では、5Gエリアが確実に広がるかどうかは未知数です。
ただ、5Gの利用が進み、5Gに絡んだデバイスが次々に投入してくるのではないでしょうか?
特に中国発のスマートフォンメーカーの新規参入が2021年の大きなキーワードになりそうな予感です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!( *• ̀ω•́ )b