こんにちは。
10月に入り、本格的なスマホ商戦が一気に加速時期となった今日。
今年はひときわ大きく変化する、スマホ商戦かもしれません。
それはそもはず、NTT と NTTdocomo がそろって緊急記者会見をオンラインで実施し、NTTdocomo を東証一部上場企業から廃止し、NTT傘下の 非上場企業 として再スタートし、日本政府が要求している、スマホの月額料金を4割削減することでNTTdocomoが先行き不透明感を出さぬよう、早めに行動起こすことでNTTdocomoを存続するための戦いが既に起きています。
私にとって、スマホの月額料金が政府主導で大幅に引き下げられることは大変ありがたい話。政府が作った美味しい話に一般消費者は賛同しなざる得ません。
ただ、いくらスマホの月額料金を大幅に引き下げても、私たちの『消費』に大きくプラスに転じるのでしょうか?
必ず大手通信キャリアに毎月支払う、月額料金のギリギリのラインがあるはずです。
コストパフォーマンス面を考えることは大事ですが、スマホの電波を維持する大手通信キャリア(=ここでは、NTTdocomo , au by KDDI , Softbank , 楽天モバイル の4社のことを言います)のことも全般に見なければなりません。
そこで今回は『スマホの毎月の支払い、どこまで下げれば妥当なのか?真剣に予測する』と題し、日本のスマホの月額料金は、どこまで下げれば妥当なのか。真剣に考えながら、予測していこうと存じます。
大手通信キャリアの現在の月額料金はいくらなのか?
まず、今回のはなしを進めていく上で、現時点での大手通信キャリアの月額料金を見ていこうと思います。
現時点で、日本の大手通信キャリアの月額料金は、下記のとおり。
※NTTdocomoは、ギガホ。auは、au データMAXプラン Pro。Softbankは、メリハリプラン。楽天モバイルは、Rakuten UN-LIMIT V で2年目以降の月額料金です。通話プランは、全てかけ放題に入れています。通信はNTTdocomo , au , Softbankは4G LTE のみですが、楽天モバイルは、4G と 5G が利用可能です。各通信キャリアの2年縛りは全て撤回した状態での月額料金です。
日本の大手通信キャリアの月額料金 ※2020年10月時点
・NTTdocomo:9,735円 / 月
・au by KDDI:10,285円 / 月
・Softbank:10,208円 / 月
・楽天モバイル:3,300円 / 月
こうしてみると、毎月の支払いが最も高いところは、au by KDDI。
通信設備や使用している電波帯が他の通信キャリアとは異なるものの、あまりにも高額。
しかし、SoftbankはライバルのNTTdocomoとの差額が大きいとはいえ、au との月額料金の差が大きくリードしており、Softbankの多方面からの積極投資で私たちの月額料金の割安感を演出している。
NTTdocomoは、毎月の支払いが10,000円に届かない料金設定は、ライバルのauとSoftbankの間際らしさと比べると、圧倒的な優位性が非常に高い。
同時にNTTdocomoは、地方の安定的な通信環境の構築に大きく力を上げており、一時期、MVNOの黄金期にNTTdocomoの電波を借りて、運用していた企業が複数ある。
実は、現在、大手通信キャリアの一つとなった楽天モバイルは元々、NTTdocomoはauなどの電波を借りて、大手通信キャリア品質の非常に分かりやすいプランを提案し続けた、通信系ベンチャー企業でスタートした楽天グループ傘下の会社です。
楽天モバイルの月額料金が3,300円で丸く収まるのは魅力的。しかし、恐ろしい罠が。
一見すると、大手通信キャリアの楽天モバイルの月額料金が3,300円で済むのは、私たち一般消費者にとって、非常に嬉しい価格設定かと考えられる。
しかし、楽天モバイルは総務省から何度も行政指導を受けており、大手通信キャリアから乗り移るには、流石に警戒感を薄めることができないのが、楽天モバイルに突き付けられた現実。
同時に、楽天モバイルは他の大手通信キャリアとは異なり、主に人口密度が非常に多い都市圏に楽天モバイルの自社回線を大きく広げており、au・Softbank同様に人口密度が非常に多い都市圏の通信速度が地方より速いスピードを出す傾向が非常に強いです。
それも相まって、地方在住者の楽天モバイルの恩恵を受けにくく、TVCMやWebなどの広告にとらわれず、楽天モバイルが公開している『通信・エリア』に契約する消費者の生活圏に楽天モバイルの自社回線が来ることを把握した上で、大手通信キャリアから楽天モバイルに移行しても良いかとジャンクお宝鑑定団はそう見ています。
ただ、安さを最優先に大手通信キャリアから楽天モバイルに移行するのは、さすがにまだ早いです。
政府主導! スマホの月額料金の引き下げで日本の電波品質がどうなる??
今回の政府からの要求でNTTは大きく動き、ライバルであるSoftbankも同様の動きをしようかと検討しているなどと、毎月の収益で日本の電波品質が心配されると考えられる。
おそらくだが、スマホの月額料金が下がることで大手通信キャリアの電波品質が悪化することは今のところ考えにくいです。
ただ、首都圏などの人口が密集するところでの電波品質が月額料金の大幅な削減で大きく変化するかもしれません。
それは、実際に値下げを決行しないと分からないのが現実だと見ています。
NTTdocomoの弟分、NTTdocomoのサブブランドは誕生する??
この回線は、NTT傘下のNTTコミュニケーションズがNTTdocomoの回線を借りて実施している、MVNOです。
一時期だけでしたが、現在、NTTdocomoグループ傘下のNTTぷららも『ぷららモバイル』として、NTTdocomoの回線を借りて、格安SIM事業をやっていました。
政府が大手通信キャリアの月額料金の引き下げ要求した動き。
一時期だけでしたが、現在、NTTdocomoグループ傘下のNTTぷららも『ぷららモバイル』として、NTTdocomoの回線を借りて、格安SIM事業をやっていました。
そうしてくると、ふと思いつくのが、NTT傘下企業のNTTコミュニケーションズのMVNO回線を譲渡させ、NTTdocomoのサブブランドとして『OCNモバイルONE』の2代目が再始動するのでは? との噂があちらこちらで出てきていますが、それはおそらく、NTT と NTTdocomo、さらにNTTコミュニケーションズ の協議の進み具合によってはNTTdocomoのサブブランドが実現するかどうかにかかってくる可能性が大きいです。
NTTコミュニケーションズは、OCN 光回線サービスを展開しており、同時に OCN with ドコモ光 の光回線の商材を取り扱っているため、サブブランドとして始動するには大きな壁を越えなければいかず、なかなかそうは行きません。
少ない可能性としては、まず、NTTdocomoを NTT傘下に収め、非上場化。そして、目玉として NTTdocomoの現在のプランを大幅に改定し、より料金を引き下げたプランに変更することが無難だとジャンクお宝鑑定団はそう見ています。
実際のところ、大手通信キャリアの月額料金は、どこまで下げれば妥当??
NTTdocomoのNTT傘下企業化として動く、大手通信キャリア業界。
そして、政府主導の携帯回線の月額料金値下げ運動。
実際のところ、大手通信キャリアの月額料金は、どれぐらい下げれば妥当でしょうか?
ジャンクお宝鑑定団は、各通信キャリアの月額料金を全て確認した上で申し上げると、おそらく大手通信キャリアの月額料金は、下記のとおりになるはずです。
月額料金の引き下げた場合の大手通信キャリアの料金
・NTTdocomo:5,580円 / 月
・au by KDDI:6,980円 / 月
・Softbank:6,780円 / 月
・楽天モバイル:3,000円 / 月
※ジャンクお宝鑑定団による予想です。
NTTdocomoは政府主導の月額料金の引き下げに応じ、9,700円台から5,500円台の4,200円の大幅値下げに踏み切ります。それに対し、Softbankは、もっと分かりやすいプランにするためのプラン再編を行うことで、10,200円台から6,700円台の3,500円のより踏み込んだ値下げを実行。auはもっと魅力あるプランに変えてから、10,280円台から6,900円台の3,380円の値下げを行うと思われます。
ただ、Softbank と au はそれぞれのサブブランド『Y!Mobile』『LINEモバイル』『UQ Mobile』『BIGLOBE モバイル』を所有しているため、もしかしたら、サブブランドの毎月の支払い料金を比較した上で、もっと積極的に攻めた全く新しい月額料金に変化するかもしれません。
まとめ:2021年のスマホの月額料金。どうなることやら。
国民生活に大きく直結するとはいえ、4G LTE は 3G のケータイ回線の同じように時代の流れと共に姿を消す運命になります。
NTT や Softbank。 au や 楽天モバイル は、5Gのより爆速の携帯電話回線『6G』の研究開発を着手しています。 6G回線はおそらく、2025年の大阪万博を見据えて、6Gの実証実験を万博期間中に披露するかもしれません。
NTT や Softbank。 au や 楽天モバイル は、5Gのより爆速の携帯電話回線『6G』の研究開発を着手しています。 6G回線はおそらく、2025年の大阪万博を見据えて、6Gの実証実験を万博期間中に披露するかもしれません。
でも、スマホの毎月の支払い。おそらく、2021年には大きく変わるはずなので、スマホの毎月の支払いで浮いたお金は、通信キャリア内のサブスクリプションサービスに当てたやり方が大手通信キャリアにとって嬉しいし、より楽しいケータイライフを送れるはずです。
本当にこの先一体、どうなることやら。
さいごに
実際にスマホの月額料金を気にしなければなりませんが、一番肝心な5Gスマホの本体価格も気になるところです。
ここ最近の動きとして、OPPO や Xiaomi などの中国メーカーからの快進撃が強く、ASUS・HTC の台湾メーカー。Samsung・LG の韓国メーカー。さらに、Motorola・Wikoの欧米・欧州生まれのスマホメーカーが5Gスマホを日本市場向けに供給し、日本での5Gに取り巻く環境が一気に様変わりするかもしれません。
ただ、5Gスマホの1台辺りの本体価格を大きく引き下げてほしいのが、ジャンクお宝鑑定団の編集長の強い願いです。
5Gスマホが真面目に高いと感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!( *• ̀ω•́ )b
リライト・見直し:2020年10月9日