前回、insta360 ONE R ツイン版をinsta360様から1ヶ月間、お借りしましたが、insta360 ONE Rの1インチモデルが登場したり、insta360 Go のハローキティモデルが登場したりと、続々と新しいメンバーが加わっていると聞き、今回も引き続き、insta360 ONE R 1インチモデル と insta360 Go をお借りすることになりました。
ジャンクお宝鑑定団では、insta360 製品のハードウェアのことを半分と ソフトウェアのことを半分ずつ、お伝えしようと存じます。
insta360 Go のことについてサクッと紹介
一時期、小型で手ぶれ補正が最強の身につけるアクションカムとして話題になりましたが、現在は、insta360 Go の他に『insta360 Go ハローキティ特別版』という、サンリオの人気キャラクター『ハローキティちゃん』と奇跡のコラボレーションで実現した限定モデルを販売されています。
insta360 Go のスペックは、重量が insta360 Go単体だけで 18.3g。 insta360 Go 充電ケースは 43.3g と2つとも 50gを割り切っています。とにかく軽い。
搭載されているイメージセンサーの解像度は 3040x3040 と FHDより遥かに高解像度で撮影し、1080p60fpsの滑らかなFHD動画を実現。1600×900 100fps のスローモーション撮影やハイパーラプス , タイムラプスなどの豊富な映像表現を可能とします。
もちろん、写真撮影にも対応しています。
insta360 Goの詳しいスペックは、下記の公式HPからご参照ください。
insta360 Goの気になる本体価格は下記のとおり。
insta360 Go スタンダード版:24,200円
insta360 Go ハローキティ特別版:26,200円
isnta360 Go の セール情報!
insta360 Goの割引適用後の価格は下記のとおり。
insta360 Go スタンダード版:24,200円 ⇒ 21,700円
insta360 Goハローキティ特別版:26,200円 ⇒ 23,500円
insta360 ONE R 1インチモデルをサクッと紹介
insta360 ONE R 1インチモデルは、カメラレンズの老舗メーカー『 Leica 』との共同開発することにより、insta360 の機動力の良さと Leica の光学技術をスマートかつ高精細に映像表現することができるようになりました。
Leica といえば、世界トップシェアを誇るAndroidスマホ『 Huawei シリーズ 』でCMOSセンサーは別のものを採用し、レンズだけは Leicaレンズを採用したことが話題になりましたが、今回、アクションカムに Leica製のカメラレンズを採用したベンチャー企業はなかなか珍しく、このアクションカムが発表された当初から非常に気になっていたモデルです。
insta360 ONE R 1インチモデルのスペックは、1インチのCMOSセンサーを搭載し、カメラレンズはLeica製を採用。静止画は 5312 × 3552 とアクションカムとしては非常に高精細に写真を残すことができます。
動画は、5312×2988 30fps が最高品質で映像表現ができ、滑らかな映像を撮りたいのであれば、3840×2160 60fps での撮影が可能。1920×1080 まで下げれば、60fpsの滑らかな映像はもちろんのこと、120fps のスローモーション撮影にも対応しています。
さらに、insta360 ONE R 1インチモデルは、静止画にRAW。動画をLogでのよりハードルを高めた静止画撮影や映像撮影に取り組むことができるものの、insta360 ONE R 1インチモデルに搭載する microSDXCカードや動画編集・画像編集する際のパソコンスペックが相当要求されますので、取り扱いには注意が必要です。
insta360 ONE R 1インチモデルの詳しい内容は下記の公式HPからご参照ください。
insta360 ONE R 1インチモデル本体価格は下記のとおり
insta360 ONE R 1インチ版:68,200円
insta360 ONE R トリオ版:97,800円
insta360 ONE R 1インチモデル セール情報!
insta360 では2020年8月3日から2020年8月16日までの期間限定で 10%OFF の『夏のアウトドアセール』を開催中です。
insta360 ONE R 1インチモデルの割引適用後の価格は下記のとおり。
insta360 ONE R 1インチ版:68,200円 ⇒ 61,300円
insta360 ONE R トリオ版:97,800円 ⇒ 90,500円
insta360 シリーズを一通り試してみて、気づいたこと
今回の insta360 シリーズをお借りして、一通り撮影してみたりしましたが、色々と悪いところといいところが出てきたので、ここからはきめ細かく、レポートしたいと存じます。
insta360 Go の悪いところ
いきなりですが、insta360 Go の悪いところを話していきます。
まず、かなり小型のため気軽に持ち出しすることができる反面、液晶パネルそのものがないため、常にスマートフォンの連携が重要になってきます。
その際のスマートフォンとinsta360 Go を Bluetooth で連携するのですが、それの連携が非常に不安定です。
実際に連携したスマートフォンは、Apple iPhone6s で 最新の iOS のビルドバージョンで試しています。
このような事例は既に insta360 Go を購入されたユーザーからの生の声で圧倒的に多く、いくら insta360 Goアプリのバージョンアップをしても、Bluetooth での連携が上手くいかないのは変わりません。
これは、今後の insta360 Go の新型で大幅に改善することを願うしかないです。
さらに、insta360 Goのデータをパソコンに転送する際には、付属のUSBケーブルかデータ転送できる USBケーブルであればデータ転送ができるのですけども、一回、insta360 Goを充電ケースにしっかりと入れて、データ転送できるケーブルを充電ケースとデータ転送するパソコンにつないで、そこから insta360 Studio 2020 を立ち上げたら、ようやくinsta360 Goに保存されているデータをパソコンにデータをコピーしたりすることが可能になるので、それの手間が非常にめんどくさいです。
もう一個、insta360 Go の悪いところがあるとすれば、insta360 Go アプリ , insta360 Studio 2020 で insta360 Go で撮影した映像があるけども、映像が水平ではないので、アプリ・ソフトウェア上で水平にしようとしても、全く水平に戻すことができません。
これはあまりにも致命的すぎるポイントであり、今後のバージョンアップ次第で何とか改善してほしいのが本音です。
insta360 Go のいいところ
逆に insta360 Go のいいところはあります。
一つは、非常に軽いため、超小型ドローンにinsta360 Go を取り付けて、より高精細で映像の没入感を演出できる映像表現が可能になります。
さらに、アクセサリーが充実しており、特に insta360 Go の簡易クリップでアグレッシブな映像やスローモーション撮影をチャレンジすることができます。
例えば、インラインスケート や スケートボード。スキー や スノーボード。 BMX や 3 on 3 などのスポーツなどが対象です。
他にいいところを話すと、気軽にアクションカムを持ち出せる点です。
insta360 Go の本体 と insta360 Go 充電ケースを合わせても、合計重量が100gを切っています。この軽さと持ち出しやすさも相まって、insta360 Goを気軽にアクションするのであれば最高の1台です。
insta360 ONE R 1インチモデルのわるいところ
ここからは、insta360 ONE R 1インチモデルの話となります。
まず、insta360 ONE R 1インチモデルで写真を撮ろうとしても、半押しAFができません。
半押しAFというのは、一度、シャッターボタンを半押しすることで被写体がピンと合うようになり、シャッターボタンをグッと押し込むことで綺麗に写真を撮ることができます。
しかし、insta360 ONE R 1インチモデルはどちらかでいうと、近距離で撮影するのが苦手で、被写体から非常に近いところで撮影すると、ピンボケを連発しやすいです。
となれば、insta360 ONE R 1インチモデルの場合、近距離で被写体を撮るよりか、富士山などのより大きな被写体を超広角で写真を撮るのであれば、全く問題なく、撮影することができます。
insta360 ONE R 1インチモデルは、どちらかでいうと物撮りや近距離で被写体を撮るより、富士山や日本のお城などの被写体をより広く撮影するのが向いています。
他にinsta360 ONE R 1インチモデルを使用して何度もがっかりしたことがあります。
それは、insta360 ONE R 1インチモデルのレンズが非常に曇りやすく、レンズ内に米粒サイズの水滴が貯まりやすいです。
ただこのような場合は、撮影終了後にレンズを取り外し、レンズの曇りを拭き取れば改善することなので特に問題ありませんが、もう少し、レンズ内に米粒サイズの水滴をできにくくするハックがご存じであれば是非、SNS等で共有していただければ嬉しいです。
insta360 ONE R 1インチモデルのいいところ
では、insta360 ONE R 1インチモデルのいいところは、具体的にどういったところでしょうか。
一番大きい点としては、アクションカムの中で最も大型のCMOSセンサー『1インチ』を搭載しているところで、4K以上のより高精細の映像表現ができるようになった点。
さらに insta360 ONE R 1インチモデルでの Log撮影に対応しており、バラエティー番組のような動画投稿するよりか、より身近な生活をピックアップする『ドキュメンタリー番組』を重視する動画投稿や VLOGを撮る際により映像表現を豊かにしたいユーザーには嬉しい機能ではないでしょうか。
insta360 Studio 2020 にそろそろ日本語化の波が到来する。。。?
insta360 では、insta360 Go や insta360 ONE R シリーズなどで撮影したものをPC上に取り込んでカッティングや映像と写真の書き出しをすることができる専用のソフトウェアが存在します。
以前、insta360 ONE R ツイン版をお借りした際には、未だに日本語化されていなかったものの、2020年6月30日付けのInsta360 Blogの記事でようやく日本語などの多言語に対応するとのアナウンスがあり、 insta360 Studio 2020 v3.5.0 のバージョンから使用することができます。
アップデートの予定が2020年7月中にする方向で開発を進んでいましたが、未だに公式HP上にあるダウンロードページでアップデート情報が入っておりません。
この件について、Insta360 Japan の担当者にお話を伺ったところ、アップデートを予定していた2020年7月中から大幅に遅れており、おそらく2020年8月中になるのではないかと仰っており、いち早く、日本語化の情報を手に入れたいのであれば、Insta360 Japanの公式Twitterをフォロー & 通知オンしていただければと思います。
insta360 Studio 2020 でただ一つ思うこと
今回、久々に insta360様からカメラ2台をお借りし、試しに何本か動画を撮影し、いざ insta360 Studio 2020 を起動したのはいいものの、やっぱどの動画も水平になっておらず、insta360 Studio 2020 上で insta360 Go , insta360 ONE R 1インチモデルで撮影した映像を取り込んで『FreeCapture』という項目を選択しようとしても、実際に『FreeCapture』を使用できる映像は、360度のものしか対応しておらず、全てのカメラの映像をソフトウェア上で水平に戻すことができないのは、あまりにも致命的なポイントで次のバージョンかその次のソフトウェアアップデートで何とかからないか。日々、首をかしげています。。。
それさえ何とかなれば、insta360 Studio 2020 の神ソフトウェアに認定することができるのに。。。。本当に残念です。 涙
結局のところ、insta360 シリーズをフルで活用するのであれば、全てスマホで完結した方が良さそう?
insta360 の真の実力を発揮させるのであれば、PCよりもスマートフォンで全てを完結させた方が効率的で使い勝手が良く、非常に相性が抜群にいいです。
しかし、スマートフォンの場合、映像の取り込み ⇒ 映像を編集 ⇒ 映像を書き出す の工程を踏む必要があり、非常スマートフォンが熱くなりやすく、炎天下の中でこれらの工程をやるのであれば、エアコンが効いた部屋や場所等で行った方が良いです。
意外とアプリケーションのバージョンアップの頻度がPCよりも遥かに多く、新しい新機能をいち早くから利用でき、アプリケーションのバージョンアップはそこまで難しくはないです。
PCの場合、多言語のローカライズやソフトウェアの修正等を行うため、どうしても膨大な時間を費やすことになります。
今回の insta360 Studio 2020 v3.5.0 が未だに来ていないのもそれが原因かもしれません。
さいごに
今回、insta360 シリーズを2台お借りして、ハードウェアからソフトウェアなどを隈なくみてきましたが、意外と面白い結果となりました。
この頃のアクションカム市場は、DJI , GoPro のビックネームが人気を博していますが、Insta360 は様々なカメラを展開しており、近年はバーチャル世界にInsta360が挑み続けています。
あまり情報が出ていませんが、世界初の5G対応VR HMD『XRSPACE MOVA』を出した、XSPACEのパートナー企業にトラベル部門で Insta360 の名が記されています。
このことについても Insta360 Japan の担当者にお話を伺ったところ、別の担当者が XSPACE との関わりをやっているものの、Insta360 のプレスリリースには掲載しないとのことです。
ただ、ジャンクお宝鑑定団の執筆者が非常に気になっている分野でもあり、何かしら Insta360 でVR , ARに関する取り組みを日々進化し、新しいデバイスの登場すると期待しつつ、今後の Insta360 の展開を見守りたいと存じます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!( *• ̀ω•́ )b