米Microsoftは現地時間の27日、Windows10 の大型アップデート『May 2020 Update(バージョン 2004)』の提供が開始されました。
今回のアップデートは、下記のとおりが実装されたり、機能改善されたりしています。
・Bluetooth接続を簡略化するSwiftペア機能を改善
・対応するWindowsデバイスであれば、パスワードではなく、顔認証 , 指紋認証 , PIN入力といった方法を使ってMicrosoftアカウントにサインインすることが可能に
・Cortanaがアプリとして独立し、パーソナルプロダクティビティ向けのデジタルアシスタントとしてWindowsユーザーをサポート
・仮想デスクトップに名前を付けて管理できるように改善
・「言語」設定が改善され、ディスプレイ、キーボード、音声認識、地域などの言語設定が分かりやすく、日本語を扱う上で重要なMicrosoft IMEもよりシンプルな方法でカスタマイズをすることが可能に
・リアルタイムレイトレーシングや可変レートシェーディングを採用した「DirectX 12 Ultimate」に正式対応
・WindowsでLinuxバイナリを実行する機能の新型『Windows Subsystem for Linux version 2 (WSL2)』が正式導入
今回の大型アップデートでMicrosoftは、UWPアプリでデフォルトになっているセグメントヒープをWin32アプリに実装する作業を進めており、Win32アプリとしてはじめてのセグメントヒープを採用したMicrosoftのブラウザー『Microsoft Edge』を今回の最新バージョンである『May 2020 Update』を用いた初期の内部テストでパソコンのメモリー使用量を27%削減できたと強調し、他のサードパーティもサポートできるように、この機能を間もなく公開する予定とのことです。