nubia Pad SEとnubia S 5Gが3万円以下で買うことができる真実

2025年1月15日水曜日

5G Android Nubia ZTE レポート







ZTEは14日、東京都内でnubiaの新製品発表会を行い、nubia Flip 2、nubia S 5G、nubia Pad SEの3製品を発表しました

そんな中でnubia S 5Gとnubia Pad SEの本体価格が税込み3万円以下で一括購入できることに大変大きな注目の的となったのではなでしょうか

しかし、nubia S 5Gとnubia Pad SEがなぜ、税込み3万円以下で買うことができるのか。その真相を知る人々は、ほんのわずかしかいません

今回、nubia Pad SEとnubia S 5Gが3万円以下で買うことができるのかをお伝えしようと存じます




nubia S 5Gが税込み 21,996円で買える真実



nubia S 5Gは、ワイモバイルより発売開始直後から税込み21,996円という低価格で提供され、最新5Gスマートフォンとしては異例の低価格帯を実現しています。この価格設定の背景には、nubia S 5Gのスペックに理由が隠されています


第一に、nubia S 5GはSoCに中国UNISOC社の UNISC T760を採用しています。台湾のMediaTekやアメリカのQualcommといった著名な海外メーカー製チップではなく、中国製SoCを採用することでコスト削減を図っていると考えられます。4GBのメモリと128GBのストレージ容量も、価格を抑えるための選択と言えます

第二に、対応バンド帯の絞り込みです。nubia S 5Gの対応バンドは、5Gではn1, n3, n28, n77、4G LTEでは1, 3, 8, 41, 42となっており、n3, n28, n77、3, 8, 41, 42はソフトバンク回線の専用バンド帯です。このことから、nubia S 5Gは実質的にソフトバンク回線(MVNO、ワイモバイル、LINEMOを含む)でしか利用できない仕様となっています。たとえnubia S 5Gを購入したユーザーがSIMロックを解除したとしても、NTTドコモ、au、楽天モバイルの回線では利用できません。このバンドの限定的な対応は、開発・製造コストの抑制に繋がり、低価格での提供を可能にしていると考えられます

このことから、nubia S 5Gがワイモバイルによる独占販売という販売戦略も、この低価格を実現する要因の一つと言えるのです




nubia Pad SEが税込み29,800円で買える真実



nubia Pad SEは、既存のnubia 3D padの廉価版という位置付けで、発売当初から税込み29,800円という低価格で販売されます。この価格設定の背景には、いくつかの要因が考えられます

nubia Pad SEに搭載されているSoCは、UNISOC T760です。これは、同社製スマートフォン「nubia S 5G」と同じSoCであり、この部品共通化が低価格化の主要因の一つと考えられます。同一SoCを採用することで、開発コストや製造コストを削減できるだけでなく、在庫管理やサポート体制の効率化にも繋がります。また、端末に不具合や故障が発生した場合の対応も、共通部品を用いることで迅速かつ効率的に行えるという利点があります

ZTEがUNISOC製SoCをスマートフォンやタブレットに採用する戦略は、コスト効率の最大化を図る上で理にかなったものと言えます。スマートフォンチップの共通化は、企業全体の開発・製造プロセスを簡素化し、ひいては製品価格の抑制に貢献します。nubia Pad SEの低価格化は、こうしたZTEの企業戦略に基づくものと推測されます




価格の安さでnubia S 5Gやnubi Pad SEを買っても大丈夫なのか



nubia S 5Gはワイモバイルの独占販売モデルであり、今後、イオシスをはじめとする中古販売市場に流通する可能性が高いと考えられます。過去のLibero Flip (nubia Flip)、Libero 5G II、Libero 5G III、Libero 5G IV (nubia Ivy、あんしんファミリースマホ) 等のZTE製端末も、時間経過とともに中古市場に流入し、新品価格より2~3割程度低い価格で取引されています

nubia S 5Gやnubia Pad SEを価格の安さのみで購入するべきかどうかは慎重に検討する必要があります。特に、中国UNISOC社製SoC搭載機種への抵抗感があるなら、中古市場でMediaTek社製SoCを搭載したLibero 5G IV (nubia Ivy, あんしんファミリースマホ) を検討するのも一つの選択肢です。また、Qualcomm社製SoCを搭載し、安定した動作が期待できるLibero Flip (nubia Flip) も中古市場で入手可能です


しかし、低価格であるという理由だけでnubia S 5Gやnubia Pad SEを購入することは推奨できません。購入前に、それぞれの機種のスペック、性能、対応バンド、そしてUNISOC製SoCに対する自身の許容度などを十分に検討し、冷静な判断に基づいて購入を決定することが重要です。安易な価格比較のみで判断せず、自身のニーズと照らし合わせて最適な機種を選択する必要があります




さいごに



今回は、nubia Pad SEとnubia S 5Gが3万円以下で買うことができる真実についてお伝えしました


nubia S 5Gの低価格は、中国UNISOC社製スマートフォンチップを採用し、対応バンド帯をソフトバンク回線のみ受け付ける仕様にカスタマイズしたことから、ワイモバイル独占販売が実現し、特定の通信キャリアに絞った戦略によってnubia S 5Gの低価格化が実現したと見られます

nubia S 5Gは低価格を実現するために、ハードウェアの選定および販売戦略において、コスト削減を重視した構成となっている。SoCにはコストを抑えた中国UNISOC社製スマートフォンチップを採用し、対応バンド帯をソフトバンク系に限定することで開発・製造コストを抑制している。さらに、ワイモバイル独占販売とすることで流通コストも抑えていると考えられます


nubia Pad SEの低価格は、nubia S 5GとSoCを共通化することでコスト削減を実現しています

nubia Pad SEは、スマートフォンであるnubia S 5Gと同じUNISOC T760を採用することで、開発・製造・サポートコストの効率化を図り、低価格を実現。このSoCの共通化はZTEの企業戦略の一環であり、コスト効率の最大化を目指したものと言えます


nubia S 5Gとnubia Pad SEの購入は、価格の安さだけでなく、SoCの性能や対応バンド、自身の利用環境などを総合的に判断した上で決定すべきです

nubia S 5Gとnubia Pad SEは本当に低価格で魅力的だが、UNISOC製スマートフォンチップの採用による性能への影響や、ソフトバンク回線しか対応しないバンドの制限などを考慮する必要があります。中古市場を含め、他の選択肢も検討し、自身のニーズに合致するか冷静に判断することが重要で、安易な価格比較のみでの購入は推奨されません


これは、他の低価格帯で売られる新品スマホも同じことが言えて、しっかりとご自身の利用環境などを総合的に判断した上で、ご自身の身に合ったスマートフォンやタブレットを買うよう、強くお勧めします


さいごまで読んでいただき、ありがとうございました




広告









当サイトでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

Search

QooQ