格安中華タブレットに潜む闇

タブレットと言っても、様々なタブレットが存在します。

そもそもタブレットというのは、パソコンによくあるキーボードやマウスがなく、全てタッチ操作で端末内のアプリや設定等を動かす電子機器ことをタブレットと指します。

その中で【格安中華タブレット】が近年の流行であり、ガジェット好きの方々で主なトレンドとなっています。

格安中華タブレットとは、品質の割にねだんが安い中華人民共和国生まれのタブレット端末です。格安中華タブレットでよく聞かれるメーカーは、下記のとおり。

これらのメーカーの多くは、既にYouTuberへの提供(プロモーション)が非常に良く目立ち、1つは聞いたことがある読者が居ると思います。

ここから、本題となる【格安中華タブレットに潜む闇】を解説していきます。

まず、格安中華タブレットによくある共通点として、UNISOC や Allwinner と言った、中華人民共和国生まれの SoC を多く採用していることです。

SoC というのは、かんたんに説明すると、スマートフォンやタブレットに採用されている、モバイル向けCPUのことを SoC と言います。

UNISOC は、2001年に中国・上海で設立された、ファブレス半導体メーカー。世界シェアは調査会社 カウンターポイント社による結果で2021年現在、世界シェア3位を誇ります。

Allwinner は、2007年に中国・珠海で設立された、ファブレス半導体メーカー。上記に説明した中華タブレットを出すメーカーの多くが、UNISOC の他、Allwinner がよく使われることが多いです。

この2つのメーカーは共に、中華人民共和国に本社・本部を構えており、格安中華タブレットを世に送り出すメーカーも中華人民共和国に本部・本社を構えていることから、同じ中国本土から半導体(SoC)を調達し、1つのタブレット端末を作って、世界各地に販路を広げ、大量にタブレット端末がたくさん、出回るようになったと分析できます。

そもそも、格安中華タブレットを使うこと自体は危険そのものでしょうか？

現状・現実からすると、現時点では問題ありません。

ここまで危険性があるのであれば、日本の規制当局から締め出しを行うはずですし、規制が入った途端、なかなかその商品等を購入することができなくなります。

正直、格安中華タブレットを私生活やプライベートで使用するにはOKです。でも、格安中華タブレットを私生活やプライベート以外。つまり、仕事や学業で使うことは正直、情報を保持する上で危険そのものを守るためには、格安中華タブレットを使ってはいけません。

学校(学業)や仕事で格安中華タブレットを使ってはいけないのは、一体、何故でしょうか？

そのことを知るためには、中華人民共和国の法律を知る必要があります。

2017年、中華人民共和国は国家情報法を制定し、施行させます。この法律は、中華人民共和国の公安当局、国家安全当局に中華人民共和国に本部・本社を構える会社(メーカー)や中華人民共和国の国籍を保持する国民が公安当局や国家安全当局からの命令等に従う義務があります。

この法律があることで中華人民共和国の外側に住む外国人。とくに中華人民共和国(香港特別行政区・澳門特別行政区も含む)以外の外国国籍を保持する外国人の個人情報やプライバシーを外国人の許可することなく、全ての情報が中華人民共和国へと渡り、最悪、香港や澳門を含めた、中華人民共和国内への入国することが許されず、空港でそのまま、逮捕・拘束されてしまう極めて最悪な状態を作り上げてしまうからです。

これが格安中華タブレットを仕事や学業で使ってはいけない理由になります。

ここからは、格安中華タブレット以外でタブレットを買うコツについて解説します。

まず、タブレット端末を買うのにあたって、下記の SoC が載っているメーカーのものを買いましょう。ただし、Android 搭載のタブレット端末に限ります。

・Qualcomm Snapdragon シリーズ

・MediaTek Helio X シリーズ

・MediaTek Helio P シリーズ

・MediaTek Helio A シリーズ

・MediaTek Helio G シリーズ

・MediaTek Dimensity シリーズ

・MediaTek Kompanio シリーズ

・MediaTek MT○○シリーズ

これらの SoC には必ず各メーカーの仕様表、技術仕様表、スペック でよく書かれていることがほとんどです。もし、メーカーの仕様表、技術仕様表、スペックが載っていなければ、まず、購入候補から排除しましょう。

次にメーカー選びです。

タブレット端末を買うにあたって、メーカーの本部・本社が明確にどこにあるのか。しっかりと下調べしたのちに買いましょう。現状、中華人民共和国に本部・本社を構えていないメーカーは、下記のとおりです。

・NEC

・SHARP

・Panasonic

・aiwa

・アイリスオーヤマ

・Samsung

・Orbic

・Google

・ASUS

・Acer

上記のメーカーは基本、中華人民共和国に本部・本社を構えていませんし、そもそも本部・本社が中華人民共和国外にあるため、極めてホワイトで最も安全かつ、安心して買うことができるのでおすすめです。

近年、JENESIS 傘下のアイワマーケティングジャパン(aiwa)から本体価格と本体スペックのバランスが丁度良いものを出してきています。日本国外でしたら、Orbic や Samsung あたりが一番良いですし、Oribic 製品でしたら、nano-SIM を挿入可能なセルラーモデルのタブレット端末を出しているので、SIMを刺して運用したいならば、Orbic が一番良い選択肢です。

実は格安中華タブレットの多くが商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターの元にタイアップや商品提供が多く目立ちます。冒頭で説明した【格安中華タブレットとは】で触れた中華人民共和国に本部・本社を構えているメーカーの一覧を一斉に出したが、これのほとんどが商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターの元に送られ、メーカーの指示通りにメーカーの存在を知らない無知の視聴者に格安中華タブレットを紹介し、何も違和感がないまま、商品購入への誘導させられ、もれなく購入者となった消費者の全ての情報が中華人民共和国に送られることとなってしまうんです。

それを全く知らずに白昼堂々としっかりやるのが、商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターなんです。

でもはっきり言えば、格安中華タブレットを買うメリットって、1円もないんですよね。

これらの危険とリスクを把握している消費者は、運用中のコストパフォーマンスを考えて、無印 iPad や iPad mini を買っていることがほとんど。Android タブレットだと、Samsung を使っていることがほとんどです。

今回は、格安中華タブレットに潜む闇について解説しました。

今回のことをまとめると、下記のとおりとなります。

ジャンクお宝鑑定団では、最近の動向を追う目的で中華人民共和国に本部・本社を構えるメーカーについて報じています。しかし、心の本音を言うと、中華人民共和国に本部・本社を構えるメーカーのものを買って使用する際は、最新の注意を払った上で買って使用しています。

これは、とある商品レビュー系 YouTuber が動画内で言っていましたし、大抵の購入者は格安中華タブレットをおもちゃ感覚で買って使用していることがほとんどですし、それが現実です。

今のところ使用している製品の中で中華人民共和国に本部・本社を構えるメーカーは、Xiaomi、Beelink、Lenovo、Insta360、TP-Link の5社です。2023年11月現在、目立ったトラブルや不具合に巻き込まれた事実が何もなく、支障をきたすことなく、使用しています。

ちなみに、日本メーカーとなると、サンワサプライ、EPSON、Panasonic、cheero(t.r.a)、ELECOM、I・O-DATA、TOSHIA、ロジテック、センチュリー などと中華人民共和国に本部・本社を構えるメーカー品よりも多く使っている感じです。

今回、格安中華タブレットに潜む闇について解説しましたが、悪気があって書いていません。あくまでも、何も選択肢がなく、正当で筋が通る理由を元に格安中華タブレットを買って使用している方々に向けて『あなたのその選択は、本当に間違っていませんか？』と強く言いたくて書きました。とても純粋で白黒はっきりさせ、謙虚謙遜で真実と事実の両方をはっきり書いています。

誰もが怖いと思うのは人間で居続ける以上、当然で当たり前のことです。

でもしかし、商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターが格安中華タブレットを販売するメーカーや販売代理店の指示に従うかのような表現や説明で格安中華タブレットのいいことばっかり紹介するのは、正直、筋が通りませんし、いくら商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターが説明しても、結局は商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターに利益をもたらすだけですし、商品レビューや誰でもが自由で利用できるOSについて紹介する YouTuber やブロガー、アフィリエイターを信じて購入した全ての消費者が純粋に人生や生涯を大きくどん底まで突き落とされる光景をまじまじと見るのは、もうこりごりなのが本心です。

ひとりでも多く、人生や生涯を大きくどん底まで突き落とされる方々が増えることがないよう、心からお祈り申し上げます。