Google は現地時間の10日、Google I/O 2023 を開催し、いくつかの新製品を発表しました。実際に発表された、Google のサービスと新製品は下記のとおり。
Google I/O 2023 にて発表された新製品 (自社開発の SoC も含む)
・Google Pixel 7a:Google G2 chip を搭載し、Pixel 6a のアウトカメラから72%増の大型イメージCMOSセンサーを採用。本体価格は、アメリカで499ドル(日本円で66,972円)から
・Pixel Tablet:磁石にくっつく機構を搭載し、Nest Hub のような使い方が可能に。Google G2 chip、8MP のアウトカメラ、8GB のメモリ、128GB と 256GB のストレージ。本体価格は、Google Pixel 7a と変わらず、499ドル(日本円で66,972円)から
・Pixel Fold:Google G2 chip を搭載し、開いた状態のディスプレイサイズが 7.6インチ。本体価格は、アメリカで1799ドル(日本円で241,443円)から
番外編:Google I/O 2023 にて発表された、Google サービスのパワーアップ
・Gmail の機能強化
・Google Map の機能強化
・Google Photo の機能強化
・PaLM の後継 PaLM 2 の発表
・Google DeepMid の発表
・Gemini の発表
・Bard の新機能追加
・Bard に Dark mode を実装
・Bard から回答してくれた文章を Gmail に送るよう、強化
・Google 検索のように、Bard で気になる情報を Bard 上で検索する機能を追加
・Bard から気になる場所を Google Map との連携により、Bard 上から検索結果を表示
・Bard で作成した表計算のシートをすぐに Google スプレッドシートへ送る機能を追加
・Google Bard と他社の生成AI と連携
・Google Bard が日本語と韓国語に対応
・Google ドキュメント上で Bard を呼び、Bard で作成した文章を Google ドキュメントに貼る機能を追加
・Google スプレッドシート上で Bard を呼び、Bard で作成した表計算を Google スプレッドシートに貼る機能を追加
・Google スライド上で Bard を呼び、Bard で作成された絵や写真を Google スライドに貼り付ける機能を追加
・Wear OS 3 から音声を送る機能を追加
・Android から連携したデバイスを探す機能を追加
・全ての Android に SMS の代替え RCS を提供
Google I/O 2023 の発表から分かること
今回、Google I/O 2023 で発表されたものを見る限り、ハードウェアよりか、クラウド上で利用できる Google サービスの機能強化が非常に目立ちました。
とくに Google Bard の最大級のパワーアップが見受けられ、Google Bard を使った Google サービスの更なる拡充と極めて強力な効率強化を測ることができると同時に、更なる Google サービスの使いこなしについての勉強が Google サービスを使う全てのユーザーに科せられた宿題と見て取れます。
ハードウェア関係を確認すると、既にリークされた Pixel Tablet が Google I/O にて発表され、本音からすれば、楽しみが半減した一方、Pixel Tablet の特徴からすれば、他のライバル企業のタブレット端末より優れた機能とアクセサリーの充実で、明らかに Pixel Tablet は、はじめてのタブレット端末としてオススメできる物であると腑に落ちる納得です。
Pixel Fold は、既に遠い昔で噂されていたものである一方、Google がどのように Pixel シリーズの色を出しながら、フォルダブル端末を開発してくるのかを楽しみにしていましたが、まさに Google らしい色を出しながら、Google サービスや Bard を軸にした AI 人工知能による強力な機能強化が追加されたことから、他のフォルダブル端末より優れたハードウェアかもしれません。しかし、本体価格が25万円前後するのは、流石に高すぎて買えない端末であることを物語ります。
Google I/O で発表された内容については、Google 公式 Blog で確認することができます。ご覧ください。