SONYは9日、大型CMOSセンサー SONY IMX661 を商品化すると発表したと複数のメディアが一斉に報じた。
それによると、SONY はフルサイズCMOSイメージセンサーより大型な中判CMOSセンサーを開発し、2021年3月9日に SONY IMX661 を商品化することになったと説明しています。
SONY IMX661 の特徴として、画素数は 127MP 。SONY独自のグローバルシャッター画素技術 Pregius を採用。主に産業用CMOSイメージセンサーとして活用される見込みです。
SONY はこれまでフルサイズミラーレス一眼市場の大半を掌握し、インフルエンサー , プロカメラマン , 写真家などから大きな信頼を獲得しましたが、SONYはそれより大型なCMOSイメージセンサーを搭載したミラーレス一眼を一般向けに販売した実績が一度もありません。
日本のカメラメーカーに絞ると、RICOH傘下のPENTAX と FUJIFILM の2社しかおらず、海外のカメラメーカーに絞るとDJI傘下の Hasselblad と Panasonic LUMIX や Huawei とのコラボレーションで知られる ドイツの Leica のみです。
少ない可能性として、SONY は SONY IMX661 をSONY独自のチューニング技術で SONY α シリーズや法人向けSONY Cinema Camera を発売するかもしれません。
ただ、昨今の COVID-19 の感染拡大に伴い、映画業界 , 写真業界も大きなダメージを受けており、COVID-19 の影響が長引くと、SONY の中判ミラーレス , 中判CMOSイメージセンサーを搭載した、法人向け SONY Cinema Camera が登場しないことも考えられます。
それは、今の COVID-19 の感染拡大をどれだけ封じ込めるかによって、これからの経済・文化に左右されそうです。
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