Canonは13日、日刊工業新聞社のインタビューで Canon CEO 御手洗氏が OMデジタルソリューションズについて『残る関心事は(オリンパスのカメラ事業を継承した)OMデジタルソリューションズの今後だろうが、国内に買い手がいるとは考えにくい。』と回答したことが分かった。
これは、2021年1月13日付けの日刊工業新聞社のトピックスで 厳しい環境が続くカメラや事務機器では、それぞれ業界再編が進むのでしょうか。 と質問をしたところ、Canon CEO 御手洗氏は『カメラは(オリンパス撤退で)むしろ再編が終わったのではないか。残る関心事は(オリンパスのカメラ事業を継承した)OMデジタルソリューションズの今後だろうが、国内に買い手がいるとは考えにくい。事務機器の環境はカメラほどは悪くはない。現状はコロナ禍の一時的な影響が大きく、再編はないだろう』と述べ、OLYMPUSのカメラ事業を継承した新会社 OMデジタルソリューションズを買収する日本企業がいるとは考えにくいと述べました。
カメラメーカー最大手の経営トップが OMデジタルソリューションズ のことを触れたのは、はじめて。同時に、OMデジタルソリューションズが日本国内に留まるのは時間の問題との見方があります。
しかし、OLYMPUSのカメラ事業を継承した OMデジタルソリューションズは、小型軽量でいち早く、ボディ内手ぶれ補正を搭載したデジタルカメラを発売し、小型レンズ交換式デジタルカメラの注目度が Canon , Nikon , SONY , FUJIFILM , SIGMA , Panasonic , PENTAX を抜かし、価格ドットコムの上位に君臨していることは魅力的であることは確かな事実であり、その技術力を買おうとする日本メーカーがいないだとすれば、少ない可能性として、SIGMA がOMデジタルソリューションズを傘下に収めるか、SHARP が OMデジタルソリューションズを買収するのか。はたまた、多くのテック企業を傘下に収める Softbankグループが OMデジタルソリューションズを買収するかもしれません。それは、OMデジタルソリューションズの今後の展開次第なので、正直、何とも言えないところです。