こんばんは。insta360 ONE R。
それぞれのカメラモジュールを組み替える機構は、他のアクションカムとは全くない斬新な機能を搭載しています。 しかし、insta360 ONE R には、多くの謎が存在します。
今回はそんな、insta360 ONE R の Q&A と題し、 insta360 ONE R のことについてお伝えしようと存じます。
insta360 ONE R でサポートされていないMicro SDカードを使っても大丈夫?
insta360 ONE R の3週間の貸出を受けた時、メーカーから送られた同梱物の中にサンディスク『SDSQXAF-032-GN6MA』が入っていました。
このMicro SDカードは、Micro SDHCカードの『 U3 』『 V30 』『 A1 』『 UHS-I 』の4つが対応しており、英文になりますが、insta360 のHPに ONE Rサポート の項目で『よくある質問』⇒『カメラ&パワー』⇒『4ストレージ』の一番最初の質問で『Q1。ONE Rはどのような種類のMicro SDカードをサポートしていますか?』で『ONE Rで常に最高の結果を得るには、V30以上の速度クラスとexFAT形式のUHS-I Micro SDカードを使用する必要があります。』と書いており、『サポートされていないSDカードを使用すると、撮影が停止し、映像が破損する場合があります。』でそれ以外のMicro SDカードの使用しても、自己責任ですと解釈されています。
ただ、これは事実なのか。早速、検証で TOSHIBA EXCERIA Micro SDHCカードの『 U1 』『 UHS-I 』の2つが対応しているもので動画撮影や写真撮影ができるのか。やってみました。
その結果、動画撮影の最低画質での撮影がSDHCカードの書き込み , 読み込み速度が足を引っ張ってしまい、動画撮影をすることができません。しかし、そこまでSDカードの書き込み , 読み込み速度を必要としない写真撮影は問題なく撮影ができました。
よって、この検証結果は、サポートされていない Micro SDカードでの写真撮影はできます。しかし、動画撮影は仮に最低画質で動画撮影をしようとしても、SDカードの書き込み , 読み込み速度が足を引っ張ってしまい、動画撮影をすることができないことが正しい答えかと思います。
※この検証は、いちユーザーが実践した検証であり、行う際には自己責任でお願いします。
どのカメラモジュールで動画撮影に臨めばいいの?
insta360 ONE R には3つのカメラモジュールを用意しています。
・4K広角モジュール
・360度モジュール
・1インチ広角モジュール
実際にこの3つのカメラモジュールを動画のクリップとして扱いたいのであれば、『4K広角モジュール』での撮影は完全に不向きです。使い物になりません。
そもそも、4K広角モジュールに搭載されているCMOSセンサーと開放値(=F値)がボトルネックになっており、これらを 2K や 4K で撮影するには厳しいです。
ただ、『360度モジュール』のCMOSセンサーは、4K広角モジュールと同じ『 1/2.3 』を採用していますが、35 mm相当の焦点距離 が 7.2mm と広角かつ、開放値が F2.0 ととても明るいレンズを採用しています。これだと、動画のクリップを使用するにも問題なく、360度モジュールを活用した、面白い撮影方法を生み出すことが可能です。何気に バッテリーライフで 5.7K 30fps、連続撮影時間70分間持つのは驚きです。
insta360 ONE Rの本能を発揮させるには?
insta360 ONE Rは撮影から撮影後の編集を一通り行うことで、insta360 ONE Rの本能を発揮させることができます。ただ、一番厄介なのがパソコンでの編集。動画は『insv』、静止画は『insp』などの独自形式でのデータが保存される仕組みとなっており、必ず無償の専用のソフトウェアでMP4 , JPEG等を変換しなければなりません。そこはどうしても回避することができず、とてもストレスになります。
※inspは、insta360 ONE Rを360度カメラモジュールで静止画を撮る時に出てくる独自形式。4K広角モジュールは、jpg 。
しかし、スマホであれば、insta360 ONE R をペアリングした状態でMicroSDカード内に保存されているデータを参照することができますし、むしろスマホで編集し、スマホのストレージ内に保存できます。
それから、Googleフォトなどのオンラインストレージサービスにアップロードし、あとでPCから素材をダウンロードすれば問題ありません。それか全てスマホで完結し、編集からSNSにアップロードするまでの流れを一本化にすれば解決する話かと思います。
【余談】 1インチ広角モジュールでアクションカムの概念を覆すかも?
今後、insta360 ONE Rの新たなカメラモジュールとして登場が期待されている『1インチ広角モジュール』。 1インチ広角モジュール は、あのライカ製のカメラレンズを採用されていることで大変注目されています。 何故、ここまで注目されているのか。
その背景に、同じセンサーサイズを採用している SONY DSC-RX0M2 の存在です。
画像:SONY |
SONY DSC-RX0M2 は、センサーサイズが1インチと一緒ですが、総画素数 約2,100万画素と 1インチ広角モジュール より優位となっています。 ただ、開放値(=F値) が F4.0 と 1インチ広角モジュール より劣る部分があり、 1インチ広角モジュールの方が F3.2 と明るいです。
ただ執筆者が注目しているのは搭載されているレンズのブランド。
SONY DSC-RX0M2 は、 ZEISS テッサー T*レンズ 。 1インチ広角モジュール は、ライカレンズを採用していることで、同じセンサーサイズを採用しているものの、この2つのカメラブランドでどのような色味やどんな動画の絵になるのか。非常にワクワクしております。
最後に
ざっくりと、 insta360 ONE R のことを語りましたが、 SONY の1インチセンサー。Panasonic の1インチセンサー。 そして、insta360 ONE R の 1インチ広角モジュールの登場。 非常にワクワクとドキドキが止まりません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!( *• ̀ω•́ )b
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