米F5ネットワークス(F5)は15日、日本のMNO / MVNOサービスを展開している楽天と契約を結び、世界初の完全仮想化クラウドネイティブネットワークの構築とMNOサービス「楽天モバイル」を支援していくと週刊BCNが報じた。
それによると、楽天モバイルは、F5のネットワーク機能仮想化(NFV)を活用し、2020年に向けて5G対応サービスを拡充していく予定。
F5ネットワークスでは、高速大容量(eMBB)サービスを実現する仮想化されたキャリアグレードNATやSGiファイアウォール、DNSトランスペアレントキャッシュ、IPトラフィック最適化機能などを含む、N6/SGi-LANソリューションを提供しており、今回の楽天との契約で、F5は、楽天モバイルに「NFVソリューション」を提供する。
F5ネットワークスのソリューションを導入するにあたり、楽天モバイルのタレック・アミンCTOは「F5のようなパートナー企業が持つ業界最高レベルの技術を活用することで、ソフトウェアとクラウドにより実現するスピードで、革新的で拡張性の高いネットワークを構築し、高品質で費用対効果の高いサービスをお客様に提供していく」とコメントし、楽天モバイルの5G対応サービスの準備を着々と進んでいるようです。